
ノートが持続している間、ベクトルエンベロープはワンショットモードで動作します。LFO のモジュレーションと同様に、これを一定の回数だけ、または無限に繰り返すように設定できます。ループ機能を使用することで、繰り返しを実現できます。
ループパラメータと聞くと、サンプルで使用可能なループパラメータのことを思い浮かべるかもしれませんが、これらには大きな違いがあります。ベクトルエンベロープでできるのは、三角領域やプレーナーパッドのポインタを動かす制御信号を生成することだけです。ES2 から出力される音声信号がループされるわけではありません。
任意のポイントをループポイントに設定できます。あるノートが適当な時間ホールドされる場合、エンベロープの一部を繰り返す(ループする)ことができます。
繰り返されるのは、サスティンポイントとループポイントで挟まれた時間範囲です。この範囲内にポイントをいくつか設定して、三角領域やプレーナーパッドのポインタの動きを変化させることができます。
選択したポイントの下側にある青緑色の帯をクリックします。
この点の下に、ループポイントを示す「L」という印が付きます。

ベクトルエンベロープのループモードを選択します。
Off:ループモードが「Off」の場合、ノートがエンベロープの全フェーズ分の長さだけ持続すると、ベクトルエンベロープは最初から最後までワンショットモードで動作します。ほかのループパラメータは無効になります。
Forward:ループモードを「Forward」に設定した場合、ベクトルエンベロープは最初からサスティンポイントまで動作した後、サスティンポイントとループポイントの間のセクションを定期的に繰り返します。この際、方向は常に順方向です。
Backward:ループモードを「Backward」に設定した場合、ベクトルエンベロープは最初からサスティンポイントまで動作した後、サスティンポイントとループポイントの間のセクションを定期的に繰り返します。この際、方向は常に逆方向です。
Alternate:ループモードを「Alternate」に設定した場合、ベクトルエンベロープは最初からサスティンポイントまで動作した後、定期的にループポイントに切り替えられ、再度サスティンポイントに到達します。この際、方向は逆方向と順方向が交互に繰り返されます。

以下のいずれかの操作を行います:
「Loop Rate」バーの中央にある緑のインジケータを左右にドラッグします。
値フィールド「as set」内を上下にドラッグします(下の図を参照)。
ベクトルエンベロープのループサイクルの定義済み速度を設定します。ループ速度をホストアプリケーションのテンポと同期させることもできます。

as set:「Loop Rate」を「as set」に切り替えると、ループサイクルの長さはサスティンポイントとループポイント間の時間の合計になります。「Loop Rate」スライダの下にある「as set」と表示されたフィールドをクリックすると選択できます。
Rhythmic:「Loop Rate」インジケータをスライダの左側半分にドラッグして律動的な値(「sync」)に設定すると、ループ速度はプロジェクトのテンポに同期するようになります。32 小節から 64 分音符の 3 連符までの範囲で指定できます。
free:Loop Rate インジケータをスライダの右半分(「free」)にドラッグして、「Loop Rate」を自由に設定することもできます。値は、1 秒当たりのサイクル数を示します。
注記:「Loop Rate」が「as set」ではなく、ループモード(「Forward」、「Backward」、または「Alternate」)が有効な場合、ループポイントとサスティンポイントの間にあるポイントの時間が表示されるほか、「Loop Smooth」の値が、ミリ秒単位ではなくループ継続時間に対する割合で表示されます。
ドラッグして、「Loop Smooth」の値を設定します。「Forward」または「Backward」ループモードで、サスティンポイントからループポイントに均一に遷移します。
「Loop Rate」パラメータが「sync」または「free」に設定されている場合、ループのスムーシング時間はループサイクルの継続時間に対する割合として表示されます。
「Loop Rate」パラメータが「as set」に設定されている場合、ループのスムーシング時間はミリ秒単位(ms)で表示されます。
ベクトルエンベロープのループサイクルを指定した回数だけ繰り返すように設定します。指定した回数を繰り返した後、ベクトルエンベロープはサスティンポイントの先へと進みます。設定可能な値は、「1-10」、および「infinite」です。
